Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

MarkdownをScrapboxに変換するショートカット

美しいものはいつもシンプル

Scrapbox

「印刷物メタファーは要らないんじゃないか」がScrapboxのコンセプト。Markdownでさえ印刷物の模倣だから採用しない。インデントで構造化していく。
他のデバイスと共有する保管庫なので公開せず使っているけど、クラウドは接続に時間がかかります。すると、他のアプリで先に下書きするわけで。

ショートカット

ショートカット 5.0
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Apple)

たとえば、ObsidianからScrapboxに投稿する場合。
インストールはこちらから → https://www.icloud.com/shortcuts/21aa610307fb43b0ba5aa6bdcbe1a536

使い方

(まずレシピのソースでプロジェクト名を指定してください。)
Obsidianの共有からレシピを呼び出すと、内蔵ブラウザが開きScrapboxに書き込みます。MarkdownScrapbox記法に変換。主なMarkdownだけ書き換えます。

ウィークリーノート

Flipboard 4.2.138
分類: ニュース,ソーシャルネットワーキング
価格: 無料 (Flipboard Inc.)

ObsidianのCalendarには「Weekly Note」があります。その週の振り返りをするノート。これが良いですね。デイリーノートを見ながら「いま関心のあること」をコピペする。「この週」を形として調えておく。
特にFlipboardで「心に刺さった言葉」をクリップしています(記事を長押ししてLifelogで保存)。ウィークリーで振り返るとき、その言葉が自分とどう共鳴するかも書いておく。自分の身体に染み込ませた反応を書き留める感じで、一歩だけ深める。
これを今回のショートカットでScrapboxに転送しています。効果はまだ未知数ですが、Obsidianが「日々」の粒度であるのに対しScrapboxは「月々」の粒度になるんじゃないか、期待しています。自分とのカウンセリングになるかな、と。

読み込みについて

読み込みもショートカットでやってみようとしたのですが、そうか、うちのScrapboxは非公開なので、ショートカットでのアクセスを拒否するのでした。ははは。
後日、Textwellで読み書きするアクションを公開します。

まとめ

正直なところ、Scrapboxはアプリがほしい。スライドカーソルは好きですけどね。ブラウザで作業するとどうしてもモタツキを感じます。ここがなあ。
基本コンセプトはシンプルで潔い。文字装飾しなくても、段差を活用すれば思考を構造化できる。そうして出来上がる文章は、そのものが美しい。

追記(2022/3/8)

このショートカット、Workflowyでも使えます。Workflowyの「右からスワイプ」でExportを出し、そこの「Plain text」。選択状態をタップし「Share」からレシピを選べばScrapboxに転送されます。
つまずくのはPlain textに切り替えるとき。トピックが多いとPlain textのボタンと選択範囲が重なってしまい、ボタンが押せない不具合がある。
これを避けるには一度スペースを押して選択を消してください。そのあとPlain textを選ぶようにすれば回避できます。