Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

ユーフォニアムが始まるのです

今季のアニメ、何があるのかなあってことで。

響け!ユーフォニアム

ああ、これぞ京アニです。

京都の宇治が舞台。 高校の吹奏楽部が全国大会を目指す話だけど、青春だなあ。 吹奏楽部じゃなかったけど「この雰囲気、自分もそうだった」と記憶が捏造されるくらい懐かしい。 歳をとるほど「存在しない記憶」が増えていきます。

1期はいつだっけ? 調べてみると2015年にアニメ化されてますね。 あれからもう9年も経ったのか。 一年生だった久美子も今期は三年生になり、吹部の部長になっている。

前回はどうだったか。 関西大会でダメ金でしたっけ。 全国に行けずに終わってたような気がする。 それが三年生になってリベンジというわけです。

ゆるキャン

絵柄、変わりましたか?

制作会社が変更されたのか。 エイトビットということは「ヤマノススメ」のところですね。 たしかにアウトドア繋がりではある。

こちらはただキャンプをする話で、大きな物語はない。 日常系の究極みたいな作品です。 まさにフォーマリズム。 意味よりもリズムで話が進み、小気味いい。

リンちゃんとナデシコの二人体制で、互いが別々に活動していながら、絡むようで絡まなくて、絡まないけどお互いのことを思っていたりで、青春っていいなあ。

また新しい記憶が捏造されます。

このアニメのおかげで、富士山が山梨と静岡に挟まれていることを覚えました。 家にいながらキャンプした気持ちになれるお得なアニメです。

まとめ

ということで、定番しか見てない。 今期で必見ってどれなんだろう?

箱メソッドをふらふらと考えてみる

カード型アウトライナーは「箱」である。 それが前回の結論でした。

そのあとふらふら考えて、これは掘ってみるとなにか出そうな予感が湧いてきた。 それで例によって循環分析に落としてみます。

箱メソッド

アウトライナーを「箱」と見なすとき、その身体感覚はなんでしょう。 つまり、どこに接地させるか。 アウトライナーの特徴は複雑なんですよ。 並べ替えたり、ズームしたりする。 そのうち、どの2つの軸を取り出すかは恣意的になります。

本来なら三次元か四次元であるべきところを平面に落とせば無理がある。 無理はあるけど、シンプルにしないと頭がついてこない。 別の次元は別の機会に、とりあえず「フォールド」と「ズーム」を取り上げることにしました。

循環分析

フォールドの身体感覚は「箱を閉じる」です。 折り畳むと「箱」の中身が視界から消えて外側のラベルだけになる。 見出しだけが並ぶ状態になります。 フタを閉じた「箱」が敷き詰められている。 倉庫番のように「箱」の並びを考える段階。

ズームの身体感覚は「箱に入る」。 内に入れば、その「箱」の中身しか視野に入ってこない。 お風呂に浸かる感じですね。 世間の喧騒から離れ、お湯の感触を肌で味わう。 少しぬるいな、とか、熱が刺さるようだ、とか。 「箱」の中をゆっくり感じる。

この2つは「閉じる/開く」と「入る/出る」に抽象化できます。 これを軸にして平面を形成してみる。 すると下図のようになります。

こんな感じですね。

通常の編集画面は「開く・出る」に当たります。 「箱」の中身をそのまま開き、それを外から眺めている。 とくに「箱」が意識されることはありません。 中身を直接触りながら、書き加えたり取り消したりする。 たいていのエディタはこの領域だけです。

アウトライナーだと「閉じる・出る」ができます。 フォールドで折りたたみ、見出しだけ表示する。 Obsidianの場合は右サイドパネルの「アウトライン」もそうですね。 見出しが並ぶだけじゃなく、ドラッグで並べ替えることもできます。

さらにズームで「開く・入る」もできる。 「箱」を開き、その中に入る。

前回のZoomingが導入してあると、カーソルが見出しになくてもズームします。 病みつきになるというか、美味しい。 「あ、いまここを書いてたのか」と文脈が浮き彫りになる。 リスト形式でなくてもズームするのがObsidianの魅力だと思います。

盲点の象限

この循環分析を見ると、残る「ひとつ」がわかる。 アウトライナーには「閉じる・入る」の領域があります。 「何だ?」と書いたとこ。 これ、考えたことがなかった。

操作としては「ズームしてフォールド」。 ズームしながら見出ししか表示しない。 最初は「なんて無駄な」と思ったのですが、いやいや、使い道があるかもしれません。

身体をメタファーにすると「箱を1個取り出して、でもフタは開けない」の状態。 「箱」のラベルだけ見ている。 中身を検討するのではなく、外から眺める状態です。

Obsidianで再現すると、折り畳まれた見出しだけ、ぽつんと置かれている。 ちょっと驚くのですが、そのまま次の行に書き込むことができます。 コツがあるんですけど、見出しの末尾で改行すると、見出しは閉じたまま追記できます。 この作法、新しい。

何かと言えば「忘却」です。 「箱」の中身を忘れてしまう。 忘れてはいるけど、中身を書いたのは自分ですから「箱」からオーラは漏れています。 文脈はおぼろげに忘れつつあり、でも気配は残っている。 そんな空間が生まれます。 ここに書き足していく。

見出しは見えているので、そこからの連想になります。 連想の仕切り直し。 そうして書かれたものは、「箱」の中身を展開してみると、繋がっているのに切れている。 同じテーマなので変な飛躍にはならない。 でも、食欲や眠気の加減なのか、微妙にニュアンスが違う。 切り口の鋭利さが異なってくる。 これは面白い。

まとめ

この象限に名前をつけるとなんだろう。 「蒔き直し」だろうか。 new beginning。 収穫の終わった畑を耕して、もう一度タネを蒔き直してみる。

アウトライナーから「これ」も取り出せますね。

Logseq→Obsidianは箱メソッドかもしれない

「カード」じゃないことに気づいた。

箱メソッド

Cardyを「カード」と書いてきたけど、考えてみるとカードでない特徴がありました。 並べ替えやズームは「カード」でいいと思う。 でも折り畳みはカード式では出てこないですね。 折り畳んでタイトルだけにする。 この所作は「箱」じゃないだろうか。

中身を入れてから蓋を閉じ、その蓋にマジックで「ワレモノ」と記す。 アウトライナーは「箱」をメタファーにするとイメージしやすいかもしれない。

custom.js

するとLogseqからObsidianへの転送も下記スクリプトが似合う。

e = document.createElement("div")
e.id = "Obsidian"
e.innerHTML = ""
e.style = "color:navy;font-size:22px;margin-right:10px;"
head.lastChild.prepend(e)

Obsidian.onclick = () => {
  p = document.querySelectorAll(".ls-block")
  d = []
  for(i=0; i<p.length; i++){
    s = (i && p[i].getAttribute("level")=="1")? "\n#### ":""
    d.push(s + p[i].querySelector(".block-content").textContent)
  }
  s = d.join("\n")
  t = document.querySelector(".title").innerText
  s = "obsidian://new?file=Inbox/" + encodeURIComponent(t) + "&content=" + encodeURIComponent(s)
  open(s)
}

段差の一段目を見出しと見なす。 Markdownの見出し記法に変換します。 こうしておくと、Obsidianに移ってからもZoomで「箱」扱いできます。

使い方

右肩の「」をタップするとObsidianに転送します。

そのとき展開している箇所だけが転送対象になります。 折り畳んでいた場合は見出しだけが作られます。 リファレンスも、開いていれば転送されます。

Obsidianでも

Obsidianには上記Zoomingをお使いください。

カーソル位置に関わらずズームできる。 「すべての見出しとリストをフォールド」と組み合わせると、Obsidianでも同じ作法で書き進めることができます。

まとめ

この書き方を「箱メソッド」と仮命名してみます。

サブ・エディタにはPaperをご用意ください

違うわ、違うわ。

ノートシステム

Logseqもいいですけど、そうじゃなかった。 2つのエディタを使うんじゃなくて、4つですね。 タイプ分けすると4つあるから、それぞれ分散させる。 そう考える流れでした。

で、ローカル・オープン型はObsidianでいいわけです。 ローカル・パターン型はPages。 清書して印刷するとなると「ワープロ」が必要です。 対して、クラウド・パターン型にはScrapbox。 どのデバイスでもPWA化して単体で起動しています。

Paper

残る、Dropboxを読み書きするクラウド・オープン型を何にするか。 デバイス間でデータ共有するのでMarkdownを扱えるアプリにしたい。

Paper – Writing App & Notes 73
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Mihhail Lapushkin)

この条件を叶えるのがPaperです。

「サイドバーを編集」でDropboxを選択。 これでDropbox内のmdファイルを編集できます。 それも直接編集なので保存先を気にすることもありません。

Markdownツールバーで簡単に付け加えることができます。 WordやPDFの書き出しにも対応し、Pagesに転送できるから便利。 一家に一つはほしいサブ・エディタです。

まとめ

Textwellはどこに位置づけられるんだろう?

追記

Paperの PRO の項目は無料のままでもONにできます。 ただ定期的に「継続して使いますか」と尋ねてくるので「また後で」を押す必要がある。

買い取りならいいけどサブスクなのがなあ。

Logseq:Cardyでカード型アウトライナーにする

まあ、基本形なわけですよ。

Cardy

アウトライナーの見た目をカードの並びにする。

単にデザインを変えただけですが、カードに項目を埋めていく書き方でどこまでも行ける。 これとLogseqは愛称がいい。 使いやすいんですよね。

今回ブラッシュアップしてみました。 見た目は同じなんですが、borderをつけても違和感がないようになっています。 borderつけるとギラギラするのでつけないけど。

custom.css

custom.cssに下記コードを追加します。

#main-content-container {
  background: whitesmoke;
}

.blocks-container>div>div>.ls-block {
  font-family: Hiragino Maru Gothic ProN;
  font-size: 22px;
  caret-color: red;
  background: wheat;
  border-radius: 5px;
  margin-bottom: 3px !important;
}

.selected {
  background: ivory !important;
}

.bullet-container {
    opacity: .3;
}

すぐ反映します。 楽しい。

なぜカード型なのか

いえ、ほんとに。

今回Logseqしてますけど、左スワイプのブロック操作、いいですね。 中だるみした部分を一気にデリートできました。 この感じ。 これがカード型のカードたるゆえん。 お見せできないのが残念です。

カードは「触ること」を要求してくるのです。 アフォーダンスです。 ボタンを見れば押したくなるし、紐を見れば引きたくなる。 どんな仕組みか知りませんが「形」は人に行動を促す。 その「形」の一つに「カード」がある。

「カード」は「触ること」をうながす。 手に取りたくなる。 手に取ると今度は並べたくなる。 並べるとそこに「意味」を読みたくなる。 何かが語りかけてくる。

麻雀なんでしょうね。 手に組み込めるか考え、残したり捨てたりする。 アイデアが湧けばロンになるけど、だいたい一向聴から進まない。 高いときほど安手で流される。 意地を通せばリーチ通らず。 兎角にこの世は住みにくい。

まとめ

「カード」の進化人類学的な意味はなんだろう? 狩猟採集民の頃、葉っぱを集めて分類したのかなあ。 実用的な意味はなく「カード占い」に近い宗教性がありそうだけど。

Logseqのソースを調べカスタムcssを作る

Logseqをカスタマイズするには、内部のクラス名を調べる必要があります。 ただ、ネット上でcss関連があまりヒットしません。 ないわけではないが少ない。 デスクトップ版はインスペクターで調べることができるからか。

でもモバイルだとその方法は使えません。 ではどうするか。

custom.js

custom.jsに、ソースを抜き出すスクリプトを組み込みます。

e = document.createElement("div")
e.id = "Source"
e.innerHTML = "ⓘ"
e.style = "color:red;font-size:20px;margin-right:10px;"
head.lastChild.prepend(e)

Source.onclick = () => {
  s = document.body.innerHTML
  s = s.replace(/<([^\/])/g, "\n<$1").replace(/\n+/g, "\n")
  s = "~~~~html\n" + s + "\n~~~~\n"
  s = "obsidian://new?file=logseq&content=" + encodeURIComponent(s)
  open(s)
}

出力先はObsidianにしました。 logseqという名のファイルが作成されます。

使用例

Logseqの右上に「ⓘ」ボタンが追加されます。

これをタップするとObsidianが起動し、下図のようにソースを表示します。

検索を使ってクラス名を調べてみてください。

たとえばページのタイトルはクラスが title になっています。 ということで昨日の出力スクリプトも修正しました。 タイトルがファイル名になって保存されます。

まとめ

Logseqのバレット、いつの間にかドラッグできるようになってますね。 これはますます「ローカルで走るDynalist」だなあ。

Logseq Mobile:はじめての設定

エディタを2つ使う。 そんなことを書いてしまったので、もう一つは何にしよう。

DraftPadでもいいんですが、久しぶりにLogseqを起動することにしました。 さて、これで新しい発想は生まれるだろうか。

Logseq

Logseq 0.10.8
分類: 仕事効率化
価格: 無料 (Logseq, Inc.)

ロスプラットホームで使えるアウトライナーです。 オープン・ローカル型でObsidianの対面を張っているというか、龍虎の関係というか、鶴亀というか、似て非なるもの。

このエディタに火を入れてみましょう。

custom.css

まず起動するとフォントが小さい。 それで「設定」の「custom.cssを編集」で下記コードを使います。

.ls-block {
  font-family: Hiragino Maru Gothic ProN;
  font-size: 22px;
  caret-color: red;
}

h1 {
  font-size: 22px !important;
}

h1, h2, h3, h4, h5, h6 {
  color: navy;
}

丸ゴシックの22pxに統一。 ついでに見出しに色をつけます。

custom.js

Paper – Writing App & Notes 73
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Mihhail Lapushkin)

Obsidianへの書き出しを簡単にしましょう。 Paperを使い、logseqフォルダにcustom.jsを作ります。

e = document.createElement("div")
e.id = "Obsidian"
e.innerHTML = ""
e.style = "color:navy;font-size:20px;margin-right:10px;"
head.lastChild.prepend(e)

Obsidian.onclick = () => {
  p = document.querySelectorAll(".ls-block")
  d = []
  for(i=0; i<p.length; i++){
    d.push(p[i].querySelector(".block-content").textContent)
  }
  s = d.join("\n")
  t = document.querySelector(".title").innerText
  s = "obsidian://new?file=" + encodeURIComponent(t) + "&content=" + encodeURIComponent(s)
  open(s)
}

右上に「」ボタンが追加され、これをタップすると本文がObsidianに転送されます。 ワンボタンで送り込める。 Markdownの装飾は消えますが、ちょっと便利な方法です。

ズームしていると、ズームのところだけ切り出します。

まとめ

ダンジョン飯」が急に難しくなった。 ただの飯テロ・アニメではなかったのか。 これまでさりげなく出てきた伏線が回収され始めると、一気にシリアスなファンタジーへと突入していく。 「食事」の正体が「命のやり取り」だと気づかされました。