Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

Obsidianで簡単な表計算をする方法

縦横集計とか。

Advanced Tables

テーブル機能がかっこよくなったので、さらにアドバンス。

Import Obsidian: Advanced Tables

Advanced Tables プラグインを追加すると操作しやすい。 右サイドパネルにあるメニューで、行や列の移動や追加、削除が行えます。

ここまでは「ちょっと便利」な話ですが、このメニューにある fx。 関数機能がついてます。 これについて調べてみました。

関数機能

org-mode を模しています。 書式は下記のようになります。

<!-- TBLFM: @2$4=($2+$3) -->

Javascriptのコメントで表の直下に埋め込む感じ。

TBLFM: は Table Formulation かな。 @nは行番号で$nが列番号。 この組み合わせでセルを指定し、四則演算を行うことができます。

上に書いた例題は「2行目4列目のセルに、2列目と3列目を足した数値を入れる」という意味。 この関数が書いてある状態で、表内でfxをタップすると集計をします。

| 科目  | 英語 | 数学 | 合計 |
| ----- | ----:| ----:| ---- |
| 1回目 |   88 |   84 |       |
<!-- TBLFM: @2$4=sum($2..$3) -->

sum()という関数で集計することもできます。

| 科目  | 英語 | 数学 | 合計 |
| ----- | ----:| ----:| ---- |
| 1回目 |   88 |   84 |       |
| 2回目 |   78 |   92 |       |
<!-- TBLFM: @2$4..@3=sum($2..$3) -->

集計先を範囲指定にすることで計算をまとめることもできる。

| 科目  | 英語 | 数学 | 合計 |
| ----- | ----:| ----:| ---- |
| 1回目 |   88 |   84 |       |
| 2回目 |   78 |   92 |       |
| 合計  |      |      |       |
<!-- TBLFM: @>$2..@>$>=sum(@2..@-1) -->
<!-- TBLFM: @2$>..@>=sum($2..$-1) -->

縦横集計。 演算を組み合わせることもできます。

最後の例にあるように、セル指定を可変式にできます。

  • @> ... 「最後の行」という意味。
  • $> ... 最後の列。
  • @-1 ... 1つ手前の行。

手打ちは面倒なのでテンプレートにすると良さそう。

fxを実行すると表に数値が埋め込まれます。 取り回ししやすい。

まとめ

すぐ忘れるので、関数について覚え書き。