Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

Obisidianでマーメイド分析をしてみよう

どうすれば実用的になるかなあ。

マーメイド分析

mermaidを使って言語連想を図式化しようという試み。 面白そうですが、そのままだととっつきにくい。 敷居を下げないと自分でも使いそうにないなあ。

さて、どうするか。

maiden.md

キーワードを並べる段階を普通のテキストにしてみました。 データを作っておいて、それをスクリプトで変換する。 とりあえず、この路線で。

<%*
s = tp.file.content
s = s.replace(/[\+]+/mg, " & ")
s = s.replace(/[、,]+/mg, " --> ")
s = s.replace(/[\.]+/mg, " --- ")
s = s.replace(/[==]+/mg, " === ")
s = s.replace(/[::]+/mg, " <--> ")
s = "```mermaid\ngraph\n" + s + "\n```\n"
e = app.workspace.activeLeaf.view.editor
e.setValue(s)
%>

全文変換のTemplaterスクリプトです。

使い方

用意するデータは日本語のままで。 「明日、明るい日」と書けば、スクリプトで「明日 --> 明るい日」に変換される。 「若い。苦しい」だと「若い --- 苦しい」になる。

そんなルールです。

ベルグソン、持続
持続。変化
持続=実存
変化:流れ

たとえばファイルに以上のように書き、maidenスクリプトを実行するとmermaidに変換されます。 プレビューで流れ図が表示される。

そんな感じですね。

maiden記法

記法というほど大げさじゃないですが、区切りを分けました。

  • 、... 句点は矢印にしました。
  • 。... 読点は直線で繋ぎます。
  • =... 等式は太線になります。
  • :... コロンは対立を表します。
  • ・... 中点は並列を表します。

詩のように

単語を二つ三つ並べると「詩」になります。 面白いですね。 そこにハマりました。 相乗効果が起こる。

初めはキーワードだから名詞で書こうとしてましたが、考えてみるとそんな縛りは要らない。 動詞もキーワードにしていいし、やってみると連想が広がります。 動詞の方が流動的で、しかも体感に訴えるものがある。

どうもキーワードを見ているのではなく、キーワードの間に「読み」を埋めているようです。 書きながら、読者目線の「解釈」が入る。 書くことに並行して読むことが裏側で行われている。 それが図式として視覚化される。

マーメイド分析、いいかもしれない。

まとめ

昔は「私の詩を買ってください」と詩を売る人たちが街角にいた。 今は詩を書かなくなりましたね。 詩はいつの間にか楽曲に載せるものになり、人々はただ鑑賞するだけ。

そうか、ブログに書いていいかもしれない。

Mermaid Live Editor

Live Editorにコードを貼り付けると、ActionからSVGでダウンロードできます。 これをExcalidrawで読み込めれば加工できるんじゃないかな。