エドワード・サイード
サイードが自分の失われた故郷について書いた随筆。 「いま読まないとなあ」と思ったんですが本屋さんで見つからない。 Amazonでは高値がついてます。 なので要約してくれているサイトがあって助かりました。
パレスチナの人たちは遊牧民ではありません。 農業を営む人たちだった。 ところが第二次大戦後、イギリスとアメリカがやってきて「ここはこれからイスラエルになる」とユダヤ人の入植地にしてしまいます。 パレスチナの人々は土地を奪われ下級労働者として働かされます。 そして生活圏も規制によってどんどん狭められていく。
一部の人たちは海外に亡命しました。 命がけの脱出です。 サイードの一家もアメリカに逃亡しました。 イスラエル内に残る生家はそのあとマルティン=ブーバーのものになったそうです。 ブーバー『我と汝』の底浅さを感じるなぁ。 馬とは交流できても他民族は排除なのでしょうか。
まとめ
「最も弱い存在である私たちは、最大の悪者、和平への障壁、非妥協的で法外な要求を掲げ続ける輩といった役廻りに押し込まれている」。
それが半世紀以上も続いている。