Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

Obsidian Roomにcanvasを迎え入れました

紫陽花は小さな花が集まって大きな固まりを作っています。 小さな花は一つずつが個性的で、どれを見ても同じではありません。 宇宙として完成している。

Room

ファイル履歴をカード表示するスクリプト

dataviewのままだとmdファイルしか読み取れません。 でも、何でもフラットに扱うのがRoomの面白さ。 コントロールの放棄がキー・コンセプト。

なので、他の拡張子も同じようにカード化したほうがいい。 そうした方針の拡張版を作ってみました。 Obsidian内の全ファイルをスキャンします。

シン・Room.md

インストールは下記リンクから。

Import Obsidian: Room

```dataviewjs
s = "background:ivory;width:120px;height:112px;border:1px solid #eee;padding:3px;border-top:8px solid gold;border-radius:3px;margin:3px;overflow:hidden;float:left;"

dv.span(">[!example]- Room\n>```dataview\n>task where !completed group by file.link\n>```")
const p = dv.el("input")
p.placeholder = "..."
p.style = "font-size:18px;background:whitesmoke;"
const btn = dv.el("button","+")
btn.style = "font-size:14px;margin:5px;"
dv.paragraph("---")
const b = dv.el("div","")
b.style = "font-size:small;font-weight:bold;height:20000px;"
disp()

p.onkeyup = function(){
  disp()
}

btn.onclick = function(){
  open("obsidian://new?file=" + encodeURI(p.value))
}

function disp(){
  r = new RegExp("("+ p.value +")","i")
  d = dv.array(Object.entries(dv.app.metadataCache.fileCache))
    .filter(([x,y]) => r.test(x))
    .sort(([x,y]) => y.mtime, "desc")
    .map(([x,y]) => "<a style='" + s + "' href=obsidian://open?file=" + encodeURI(x) + "> " + x.split("/").pop().replace(".md","") + "</a>")
  b.innerHTML = d.join("")
}
```

使い方

リーディングビューにするとカード表示します。

mdファイル以外は拡張子も表示。 タップすればそのファイルを開きます。

Canvas

キャンバスを自分の思考動線に組み込んでみたい。 ホワイトボード系のアプリとして活用できそうだけど、まだ「型」が見つからないです。

紫陽花的ツールだと思っている。

「空間」

Roomには「空間」という意味もある。 これはなかなかいい命名をしたなあと思う。 いい名前は儲けモノである。

モノは空間がなければ存在できない。 何かがあるということは、それが空間に位置するということだ。 その事情は「平和」や「愛」のような概念においても変わりない。 物質性がない概念であっても、それを位置づける「空間」が必要となる。 そして、人はその作業が苦手らしい。 概念に捕まり、概念に主導権を譲ってしまう。

アウトライナーやカード型の特性は「空間」を導入することにある。 「空間」という身体感覚に接地することで、メタ認知が生まれる。 概念間の関係性を捉えたり、意味づけをずらしたりできる。 それがこれらのツールから得られる利点であろう。

思考に「空間」が広がることで新しい可能性が拓かれる。 面白いことにRoomという英語には「可能性」の意味もあったりする。 余地があり余裕が生まれる。

まとめ

ファイルキャッシュの更新するタイミングが不明。 不具合に気づいたら使用を中止してください。 注視じゃなくて中止です。

データを壊すような操作はしてないけど、どうなるか予想がつかないので。

追記 20:50

Roomと同じペインでファイルを開こうとすると白紙になる不具合がありました。 ピン留めすると起こらない。 変数cが別の関数とバッティングしていたようです。 修正しましたので、もう一度インストールし直してください。

追記 6/14

表示数の制限を撤廃してみました。 表示限界を超えるとリフレッシュが起こるけど、ファイルが壊れることはないようです。 メモリに余裕がある環境なら、全ファイル表示ができるかもしれません。

追記 6/14 13:00

インストーラーを貼り付けるとき、前のインストーラの消し忘れがありました。 ご迷惑かけました。 今度はきっと、たぶん、おそらく大丈夫。

あと「foo.canvas」みたいに拡張子をつけて「+」ボタンを押すと、キャンバスの新規作成になるようです。 なかなか融通が利く。