Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

TextwellでScrapbox用に [ ] を挿入する方法

こんなの、どうでしょう。

Bracket

Textwell 1.8.8
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: ¥360 (Sociomedia)

文中に括弧を入れるアクションです。

Import Textwell Action[ ]

そのまま使う

アクションバーに登録します。アクションを実行すると、カーソル位置に [ ] を追加する。カーソルが [ ] の間に移動するので、そのままキーワードを書き込めます。

一括置換

キーワードにしたい部分を選択します。アクションを実行すると、文中のキーワードを検索し、すべて [ ] で囲みます。

選択範囲がすでに [ ] で囲まれていた場合は、反対に [ ] を解除します。変換箇所が多い場合は、カーソル位置が飛びますが、実害はないので気にせずお使いください。

応用編

ソース内の変数 head と tail を書き換えれば、別の括弧類にも使えます。「」で囲んだり()で囲んだり。HTMLタグやMarkdownを設定しても構いません。アクションを複製して必要な分を用意してください。ただし、一括解除は一文字だけのときを想定しています。HTMLタグの解除には使えません。

まとめ

Scrapboxは「自分Wiki」と見なすと使いやすい。各種用語の定義を自分で行うのに利用しています。「腑に落ちるとはどういうことだろう」とか、「デュレーションって自分ならどういう定義をするだろうか」とか。「自分のWikipedia」を育てておくと、それが変なリゾーム化を起こして「知」を作る。

Scrapboxは先が読めません。どれが後で重要になるか見当がつかない。よく自分が使うキーワードが見えたとき「知」の構築が起こります。それまでは多いめに囲んでおく。そんなズボラ・アクションです。

問題解決の3つのレベル

問題解決には3つのレベルがある。

問題分析

たとえば、火事になって火災報知器が鳴り響いているとしよう。そこには3つの解決策がある。

  • 解決レベル1 火を消し止める。
  • 解決レベル2 火は止めないが、火災報知器は止める。
  • 解決レベル3 耳栓をする。あるは鼓膜を破る。

方略分析

たぶん、どの解決策であっても「火災報知器がうるさくて困る」という問題は解決する。夜中に鳴り響けば眠りに差し障るし、とりあえず耳栓で睡眠を取る方法もあるだろう。ただし、その火事が自分の足元ではなければ。まず、その確認が必要。

火事と思っていたものが、実は台所の温度に報知器が反応しただけかもしれない。あるいは、風呂の追い焚きをするとベルが鳴る。それだと生活に支障が出るから、火災報知器の感度を下げて対処する。場合によっては、報知器の電池を抜いてしまっても良いかもしれない。

以上のような場合もあるので、かならずしもレベル1が「正解」とは言えない。

とはいえ

この頃の「問題解決法」を見ると、こうしたレベルを区別していないように思われる。火災報知器が鳴れば、火災報知器のストップボタンを押して、それで安心している。「これがエヴィデンス的にコストパフォーマンスがいい」と言われれば、そりゃあそうだろう。ボタンを押すだけだから。

世の中で言われる「問題」は、大抵がレベル2である。何か先行する問題があり、それ自体は目に留まりにくくスルーされがちなものではあるけれど、感度の高い人がいると過敏に反応する。

そのとき、感度の高い人に「共感」したり「忖度」したりして、その人を鎮める方向に周囲が動く。その人の感度が下がるようなトレーニングや環境調整をする。結果、最初の「火事」が何であったのか、不問のまま先送りされる。これって間違っていないか。

「問題」に出くわしたら、まずそのレベルを区別してみることかな。その習慣から始めてみる。

TextwellでAmazonのKindle書籍用紹介カードを作る

どろろ」を紹介しようとしたら、以前のバージョンで動かなかったので。

Amazon

Textwell 1.8.8
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: ¥360 (Sociomedia)

Amazonの紹介リンクを作る方法はころころ変わる。iPhoneは専用モバイルサイトが表示されるので、さらに対応が面倒です。これまでTextwellで完結するアクションを作ってきました。でもすぐ時代遅れになる。Amazonの開発チームは働き者なのか、内部仕様を頻繁に変更する。ほんと困ったもんだ。

Import Textwell ActionAmazon

使い方

カーソル行をAmazonで検索します。たとえばTextwellに「どろろ」と書いて、そのままAmazonアクションを実行。すると内蔵ブラウザにアマゾンでの検索結果がリストアップされます。その中から、紹介したい本をタップして表示する。そして内蔵ブラウザを閉じるとカードがTextwellに埋め込まれる仕組み。

Kindle

今回はKindleに再対応しました。書影と著者名が表示されます。AmazonアフィリエイトIDはソース内の変数AmazonIDに書いてください。カード・スタイルの変更もソース内の変数CARDで行います。ご自由にカスタマイズしてください。もちろんCDや紙の本の紹介も従来通りに行えます。

まとめ

KindleFireを買ってからKindleで読む習慣がつきました。本の置き場に困らないのが有り難い。文字も大きめにして読みやすいです。もう少しフォントが滑らかだといいかなあ。ハイライトをすぐ引けるのも大事なポイントですね。「読書」という行為が少しずつ変わってきたようです。

現代が「どろろ」に追いついたのかもしれない

どろろのリメイク、今のところ感嘆しか出ない。

いい改変ですね。原作では百鬼丸に超能力があって、テレパシーや念力を使っているんだけど、それだと身体を取り戻したがっている意味が薄れます。今回のアニメではそこあたりをよりリアルに作り直しています。

百鬼丸は人の声も聞こえないし言葉も話せない。周囲を見ることもできず、ただ命の持つ炎をだけが感じられる。神経もないから痛みもなく、身体がボロボロになっても戦い続ける。カラクリ人形の感じがよく出来ています。

戦いの中で魔神を倒すたび、失っていた身体部位を取り戻す。それが必ずしも幸せなことではない。耳を取り戻したら、聞こえるのが降りしきる雨の音と、自分が倒した男の肉親が泣き叫ぶ声。戦国時代の末法的な風景。

しかも、魔神が一体ずつ減るたびに、父親である醍醐の領土が天災に襲われる。百鬼丸が、戦乱を治め、領民を貧困から救うための人柱であったから。百鬼丸人間性を取り戻すことが決して「善」ではない。手塚治虫の作った設定には、それくらい非情な冷酷さが含まれていたということなのでしょう。

もう一人の主人公であるどろろの過去話はまだですが、このテーストで描かれるなら、やはり哀しいものになりそうです。母親が素手で粥を受け止めるエピソードもありそう。どこにも救いがない。救いがなけれど、人はその世界を生きていかねばならない。

はてなブログの画像はTextwellでGyazoから貼るといいかも

はてなブログでもGyazoが使えるので、このシステムで画像を貼っていきます。

Gyazo

Gyazoカメラ - 写真をURLで即シェア! 3.5.0
分類: 仕事効率化,写真/ビデオ
価格: 無料 (Nota Inc.)

Gyazoとは京都のNotaが行なっているネットサービスです。画像をアップロードするとURLアドレスが付加される。そのアドレスを貼り付ければブログで画像を表示できます。

無料だと再編集に制限があります。最新の10枚しか対象にならない。ただし画像自体は半永久的に残ります。画像アドレスから管理画面は推測できるので、削除は後からでもできます。

Textwellアクション

Textwell 1.8.8
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: ¥360 (Sociomedia)

でもURLアドレスを手動で貼り付けていくのは面倒。なのでTextwellでGyazoの管理ページを開き、画像タグで埋め込む方法を使います。

Import Textwell ActionGyazo

使い方

アクションを実行するとGyazoが開かれます。ログインをし、貼り付けたい画像を表示。そして画面を閉じるとメニューが出るので「Image」を選びます。Textwellの本文にimgタグが追記されて完了。

画像の加工

Skitch: 撮る。描き込む。共有する。 3.4.1
分類: 仕事効率化,写真/ビデオ
価格: 無料 (Evernote)

画像に矢印を入れたり文字を書き込むのはSkitchを使います。ただしSkitchアプリを直接起動するのではありません。写真アプリのカメラロールで「編集」を選ぶと、プラグインとしてSkitchが現れます。

アップロード

編集が終わればGyazoにアップロードします。これもカメラロールのまま、共有シートを起動すると転送先にGyazoが現れます。これを選ぶだけでアップロードできます。

まとめ

カメラロール内で画像編集ができる。それがGyazoとTextwellを組み合わせる利点です。

Textwellで書いて、はてなブログに投稿する

モブログの環境づくりをとりあえず。

Review

Textwell 1.8.8
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: ¥360 (Sociomedia)

とにかくTextwellで書く。それがiPhone/iPadの基本形です。Textwellは拡張性の高いエディタで、自前のアクションを作成することで機能拡張ができます。

そんなわけで、まず必要になるのがReview。Markdownをプレビューし、Hatenablogアプリにテキストを転送するアクションです。下書きが捗ります。

Import Textwell ActionReview

使い方

空行でアクションを実行するとプレビューが表示されます。そして、アクションを閉じるとメニューが出る。メニューの「Blog」を選択するとHatenablogアプリを起動します。

ちなみにメニューの「Save」はHTMLへの変換、「Open」は他アプリへの転送になります。必要に応じて使い分けてください。

ネット検索

カーソル行に文字列がある場合はGoogleでの検索になります。ネットサーフィンができる。それだけでなく、閉じたときのメニューで「Blog」を選ぶとブログカードを貼り付けます。YouTubeだと、動画のタグを貼り付けます。ブログの下書きに便利じゃないかな。

ちなみにメニューの「Save」はリンクタグ、「Open」はSafariへの転送になります。これもまた、必要に応じて使い分けてください。

まとめ

はてなブログのほうは、設定の編集モードをMarkdownにしてください。もうMarkdownでガンガン書いていきます。Markdownが何か知らなくても困りません。普通に書く分には普通に表示されます。

見出し行にしたいときに「#」、リストは「-」を先頭につけるのがMarkdownです。はてな記法より簡単だし汎用性も高い。Markdown対応のエディタも増えました。どんどん書いていきましょう。