Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

LogseqのCardyは新しい書き方を提案する

WorkFlowyやDynalistでやってきたことの集大成。

Cardyとは何か

「カードが集まることでページが構成される」。そうしたコンセプトをスタイルで表現しました。custom.cssで作ります。前回の記事を参照してください。

Cardyには二つのモードがあります。それぞれ短冊形式とボード形式と呼ぶことにします。ドキュメントモードのボタンを押すと切り替わります。

この二つのモードには、前に書いた「園芸師と建築家」が背景にあります。短冊形式は園芸師で、アイデアを膨らませるのに使います。ボード形式は建築家。素材を組み立てて、一つの作品に仕上げる。そういう用途です。

短冊形式

短冊形式はアウトラインを育てるモードです。ブロックの範囲をカードとして視覚化します。ブロックに背景色が付き、親ブロックが子ブロックを包み込むように表示されます。カードが有機体のように振る舞い始める。面白いんですよ。

ブロックを並べ替えるときは短冊形式をお使いください。折りたたんでから移動すると「接木する感じ」が起こります。インデントすると吸い込まれる。部分的に集中したい場合は、ズームを使うことで視野を限定することもできます。

連想を出来るだけ拾う。それを並べ替え、刈り込むうちに形が生まれてきます。何が描きたかったか見えてくる。カードの中にカードが並び、多細胞化していきます。

ボード形式

ボード形式はアウトラインを作るモードです。流れを俯瞰するときに使います。カードがそれぞれパワーポイントのスライドのように見えるでしょう。タイトルと内容が可視化される。これで論の組み立てを考えます。

この表示では子ブロックの移動がしやすい。グループにトピックが入っている感じですね。このトピックを別のグループに振り分ける。細かな並べ替えには向いていませんが、トピックの移動が平面的になるので発想を大きく変えることができます。

このモードで子ブロックの追加は[shift]+[return]になります。通常の改行だと、ブロック内改行として扱われます。タイトルをインデントすると左のカードに取り込まれたり、ややルールが捉えられるまで難儀はするけど。

ととのえる

「ととのえる」には「整える」と「調える」があります。このニュアンスの違いを考えるには「整理」と「調理」に置き換えてもいい。

整理は「乱れた状態を落ち着かせること」を指し、調理は「素材を加工して、より美味しくすること」を意味します。整理はゼロを目指すのに対し、調理はプラスを伸ばすところに重点があります。整理は「土地を整理する」のように更地に戻すときにも使う。それがゼロ地点だからでしょう。調理にそのニュアンスはありません。

そう単純化してみると「書くこと」にも二面性があると思います。ボード形式で論の構造を作るまでが「整理」ではないでしょうか。ここで立ち止まらず再び短冊形式に戻し、肉付けしていく。構造を崩す。そこに「調理」があるように感じます。

なぜ「調理」かと言えば「読者」がいるからでしょう。作品を「食べてくれる人」がいる。「整理」は自己完結するけれど「調理」には他者が介在する。同じ「ととのえる」でも「調える」は外部に開かれています。響き合い「調べ」となる。

とはいえ、ブログは「整理」の段階で出してますね。いろいろ実験して「いま、こんな感じ」を公開している。それでいいんじゃないかと思っています。たまに「いい調理」ができたりするとうれしい。

まとめ

Logseq 0.7.4
分類: 仕事効率化
価格: 無料 (Logseq, Inc.)

この記事もCardyで書きましたが、とくにボード形式は「これだ」と思いました。LifeLogの振り返りに最適で、ブログの下書きでも見通しやすい。悪くないです。