Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

Textwellはカード型アウトライナーにもなれる

無限の拡張。

Reorder

Textwell 2.1.1
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: ¥370 (Sociomedia)

内蔵ブラウザがあるということはWebアプリを作れるということ。ここからTextwellの泥沼が始まります。気持ちいいよ。

Import Textwell ActionReorder

使い方

行単位で分割され、それをドラッグ&ドロップで並べ替えることができます。ズームや折り畳みはないけれど、操作はアウトライナー。トピックを並べ替えて、文の流れを推敲する使い方ができます。

空行で起動すると、空行で分割し、段落単位の並べ替えになります。行が集まって段落になり、そこにも「流れ」があるわけです。

アウトライナー

アウトライナーは「手入れ」だと思う。文章を書くとき、何かを加えることで調えようとすると失敗する。手入れは手を加えない。むしろ引き算でできていて、「要るかもしれない」と迷う部分を削ることで、話が流れて行きやすくすることの気がする。

Webアプリ

HTMLとJavascriptを組み合わせアプリを構築する。内蔵するタイプとサーバーを立てるタイプがありますが、Reorderはサーバー・タイプです。右上の「i」をタップするとSociomediaにサーバーがあることがわかりますね。Textwellの延長になっています。

Webアプリにすると視覚的な情報が扱えます。Reorderのようにジャスチャーを使った操作にすることもできます。Textwell単体ではできないことでも、サーバー側が負担することで新しい機能を拡張していける。理論上どんな追加装備も可能になります。

個人でサーバーを立てることもできます。その場合はGithubを使うのがお手軽。サーバーを使うとlocalStorageでデータを保存できる利点があります。ファイル保管庫のようなWebアプリも作れます。その代わり、オフラインだと使えないのが弱点。

Bubbles

Reorderには前身があってBubblesというアクションでした。行ごとにカードになって、それを自由にシャッフルできるアクションで、並び順というものがなかった。DraftPadに戻ったとき、文章がどう再配置されるか、予想がつきませんでした。

あれは面白かったなあ。テクストが文章であることをやめてしまう。ただの文字の集まりだという正体がバレてしまう。それでいて新しい配置によって発想が刺激されるところがありました。アウトライナーの本質を垣間見た感じがした。

Reorderでは実用的になりました。ちょっと狂気が足りない。

まとめ

内部に外部があるところが深い。